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免疫と自律神経Ⅱ

体の抵抗力とは?



前回の続きです。
自律神経(交感神経・副交感神経)は身体のたくさんの機能の調節をしています。身体を守る免疫には白血球が関与し、またその種類により働きを分担しています。その白血球の作られる割合も自律神経によりコントロールされています。
運動中や緊張している時、興奮している時など活動が活発な状態では交感神経が優位に働いています。こうした時間が長くなると顆粒球が増え、ストレス性の病気や症状が出やすくなります。怒りっぽい、エネルギッシュで活動的、休みを取らない、そんな人は交感神経優位タイプといえます。
逆に休んだり眠っている時、リラックスした状態では副交感神経が優位な状態でリンパ球が増えやすくなり、その結果花粉症などアレルギー疾患が起きやすくなります。

感情の起伏が少ない、身体をあまり動かさない、のんびりしすぎる人は副交感神経優位タイプです。休むべきところに交感神経の命令が出たり、逆に興奮すべきところに副交感神経の命令が出たりしてバランスが崩れた状態が自律神経失調症です。

このように自律神経は感情や心の状態、運動に大きく左右されます。イライラして落ち着かない、心配事があり食欲が落ちる、ストレスで眠れない・・・。そんな状態が続けば体調を崩す原因になり、それがもとで様々な病気につながるというわけです。
さらに自律神経は脳を出て背骨の脇を通って身体中へ伸びていますので首、背中、腰のコリも大きく影響しています。心と身体は互いに影響しあって人を機能させています。また心と身体のケアは自律神経や免疫に働きかけているのです。
健康のために生活を見直してませんか?