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スポーツの秋Ⅱ

ケガは予防できます。



汗をかくのに最適なこの時節、見るのもやるのもスポーツは良いものです。

昔から『無事是(これ)名馬』と言われます。これは何も馬だけでなく、人にも同じことが言えるのです。一流と言われるアスリートは皆ケガが少ないと言う共通点があります。では普通のアスリートと一流と言われるアスリート、違いはどこにあるのでしょうか?

まずケガは偶発的に起こるものばかりではないということです。例を挙げるとイチロー選手は誰しもが認める一流アスリートですが、彼もほとんど大きなケガをしません。ご存知の通りイチロー選手はスピード感があり、積極的なプレーが魅力です。それゆえケガとは隣り合わせなはずなのになぜケガが少ないのでしょうか?これに大きく関わっているのがバランスです。これには筋肉のバランス、神経と筋肉のバランス、精神と肉体のバランスなど色々な意味でのバランスです。ただ筋力を付ければ良いという事ではなく、重要なのは『身体をどう使うか』ということです。何か不測の事態が起きた時、スムーズにそして瞬間的に身体を反応させるためにはこれらのバランスが取れていることが必要なのです。このようにとっさの反応が可能になることでケガを回避できるのです。

さらにバランスを崩してしまうと一部の筋肉の緊張を生み、肉離れや疲労骨折、靭帯損傷など様々な症状の原因となってしまいます。

以上述べたことは何もアスリートに限った事ではなく、一般の方にも言えることです。『体のしくみと症状』にもある通り我々も日常の生活の中でバランスを崩してしまうと、様々な症状が出てきてしまいます。ただスポーツ選手と異なり、ケガというより慢性症状(肩こりや腰痛など)として出る事が多くなります。しかし出方は異なるものの原因は双方ともにバランスの乱れなのです。

当院ではマッサージや運動療法(PNF)、鍼灸などを用いてバランスの調整を行うことにより、治療だけにとどまらず再発防止やケガの予防も目的として施術いたします。