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むくみ

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むくみは冷えとともに多くの女性が抱える脚のトラブルの1つです。もちろん男性にも現れる症状ですが、一般的に女性に多く発現します。むくみ(浮腫)は病的なものと一過性のものと大きく2つに分けられます。病的なものというのは心臓や腎臓、肝臓、ホルモンなどの病変に伴って現れるむくみの事で、まずその大元となる病気に対処する事が肝心です。一過性のむくみはデスクワークの方や運動不足の方に多くみられ、夕方頃からひどくなり翌朝には軽減するという特徴があります。大半のむくみは一過性のもので血行障害により引き起こされます。そのため、冷えを伴う事が多いのです。

脚へ行く血液は心臓から出て、重力に従って上から下へ流れます。問題は心臓へと帰っていく血液です。今度は重力に抗して下から上へと昇っていかなくてはなりません。ここで上へと押し上げているのが筋肉のポンプ作用です。筋肉(脚の場合主にフクラハギ)が収縮を繰り返す事で血液を上へ押し上げているのです。

このポンプ機能を高める為には腰の状態を整える事が重要となります。というのも脚の筋肉を支配している神経が腰から出ているため、腰の状態が悪いと脚の筋肉もこわばりポンプが上手く働かなくなってしまうのです。また脚へ伸びる血管は全て腰の血管から枝分かれしています。ですから当然腰の状態が悪いと脚の血流も悪くなるのです。同じ環境で働いているのに人によってむくみの出方に差が出るのはこのためです。もちろん歩行などの運動を生活に取り入れて循環を良くすることも必要です。さらに、冷えと同様血流改善のためにお灸を併用するのも効果的です。