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自律神経失調症

なんとなく不調なときは



なぜか最近疲れやすい、食欲がない、イライラしやすいとか、睡眠が浅くなっていませんか?
自分では気が付かないうちに、体内のリズムが狂っていることがあります。
その主な原因は、自律神経という自分の意思とは無関係に働く神経のバランスが失調しているからです。

自律神経には交感神経と副交感神経の2種類があり、胃腸や心臓などの内臓や、血管やリンパなどの組織を動かして、呼吸、基礎的な代謝、消化や循環などの生きていく上で最低限必要な働きを司っています。
簡単にいうと、交感神経は身体を活発にする時に、副交感神経は休息をとる時に主に働きます。
基本的には半日(12時間)周期でお互いの優位が交代しています。

自律神経失調症になり易い人には、体質的なこと、ストレス過剰、過労、夜勤など生活リズムの変調で不規則な睡眠や不眠症、更年期、など様々な理由があります。
自律神経の中枢は脳にあり、不安や怒りなどの中枢と関連があるので、精神的に不安定になるなど、こころの問題にも関わってきます。

治療法としては、精神安定剤や睡眠薬などの投薬や、体内時計を正常にするために光を浴びる方法、鍼灸やマッサージなどの物理的な療法があります。自律神経は頚椎や腰椎などの背骨の際を走行していますので、歪みに大きく影響を受けるため体を整える治療法も効果的です。
学生や子供などの場合は、薬に頼らずに治療するほうが、後々を考慮すると効果的なケースもあります。
いずれにしても、ストレスの緩和は治療に大変重要な役割を果たします。
気付かないところで身体も心も疲弊していることがありますので、ちょっとした症状も一つのサインとして受け止めて自分を労わってみましょう。