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足つぼとリフレクソロジー

全身に作用します。



足裏やふくらはぎは第二の心臓と言われていますが、その大きな理由は2つあります。
1つは、『むくみ』の項でも以前説明した通りですが、ふくらはぎの筋肉の収縮によるポンプ作用で足に下がった血液が上に押し戻されるためです。
もう1つの理由は、足裏や足首・足の甲などには全身に繋がるとされている反応帯(いわゆるあしつぼ)があるからです。

台湾式や中国式の足つぼで言うところのツボや、リフレクソロジーで刺激する部位というのは、足の特定の部位が身体の各臓器などに連動して反応する部位(内臓反射区)であり、気の流れ(経絡)のツボ(経穴)とは異なります。

更に加えると、リフレクソロジーはフットチャートと呼ばれる足裏反射区図を基本に各部位を面で刺激するあるのに対して、東洋医学のツボ(経穴)は治療点をバラバラの点で捉えていきます。
特定の部分を刺激することでその反射区と関連のある器官の機能を高めたり、リンパ液や血流の循環を促したり、免疫力アップやデトックス、疲労回復を目的とした療法です。

足つぼやリフレクソロジーは日本においては、未だ医学的な立証や国家資格はありませんが、イギリスとアメリカにおいては医療としての地位が確立されており、通常の保険医療にも組み込まれているケースもあり、ホスピスにおける緩和ケア、患者さん中心のケア、患者さんのクオリティオブライフに貢献している例もあります。

むくみや下半身太り、冷えなどの足だけの状態に偏った症状ばかりが気になりがちですが、全身の機能回復や疲労の除去にも繋がりますので、足もとを疎かにせずにケアをしていきましょう。